Iruki-Waraki : ……またキミかい。
今度は何の用だい?
Iruki-Waraki : ……これは?
まさか本当に人形を
連れてきたのかい!?
Iruki-Waraki : これをボクに……?
Iruki-Waraki : …………
Iruki-Waraki : …………。
Iruki-Waraki : ……いや、ボクには
こいつを受け取ることはできないよ。
Iruki-Waraki : これでもちょっと前まで
一流のからくり士と呼ばれていたんだ。
この人形はキミのもの以外にはなりえない。
見れば分かる……。
Iruki-Waraki : そう、ボクの人形も
アイツ以外にはありえないんだ……。
Iruki-Waraki : ……え?
それじゃ困るって?
ああ、そういえば人形がないと
からくり士の話はできないとか言ったっけね。
Iruki-Waraki : あれは適当に
あしらっただけだよ。
Iruki-Waraki : あ、でも
耳と尻尾を抜きにミスラの良さは
語れないと言ったのは本気さ!
Iruki-Waraki : そもそもキミは
からくり士の何について聞きたかったんだい?
Iruki-Waraki : それとも、
ゴブリンのマスクの下の素顔について
聞きたかったのかい?
Iruki-Waraki : あれはね……
Iruki-Waraki : あれ? 違うの?
Iruki-Waraki : ……からくり士になるには
どうすればいいか?
Iruki-Waraki : 何を言っとるのかね、キミは?
Iruki-Waraki : キミはすでに立派な
からくり士じゃないか。
Iruki-Waraki : 思いのこもった
自分だけの人形を持っている。
それが、からくり士の証さ!

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